グランドホーム・カペナウムは東京都清瀬市にある、豊かな自然に囲まれた有料老人ホームです。

2017年2月20日月曜日

俳句の会が始まりました!



カペナウムでは、先生をお迎えして俳句の会が初めて行われました。
初回の参加者は4名様でした。

まず「私は先生ではありません。」とおっしゃる先生。

俳句の会では、俳句を作る際に用いられる俳人の雅号(愛称)の意の俳号で呼び合う決まりだそうです。
早速、参加者の皆様の俳号を決めました。
『圭子さん』、『きみ江さん』、『妙女さん』、『正子さん』とそれぞれ決定!

今後、俳句の会ではお互い名乗るときも、呼ぶときもこの俳号です。これだけでも何だかいつもと雰囲気が違うような気がしますね。

ちなみに先生の俳号は『武志さん』だそうですので、そう呼んで差し上げてくださいね。



皆様の句をご紹介いたします。

如月や 目覚めればまだ 生きて居り
父恋し 三十路で逝きし 父なれば
かそかなる 音とは鳩の 踏む落葉   (圭子さん)

教え子に 脈とられつつ 明日はきさらぎ
関八州 吹きくる風の ふと暖かし   (妙女さん)

並木道 散りゆく落葉 風に乗る
運動会 元気な声が 空高く      (きみ江さん)

梅咲いて 仄とこころに 灯るもの   (武志さん)


皆様の作った句が素敵だったので、武志さんも「初めてとは思えない!」と驚いていらっしゃいました。
また、お互いの句について語り、それに興味深く耳を傾ける皆様のお姿が印象的でした。



〈有季定型〉
今回武志さんが教えて下さったのが、俳句はその時の季語を使って作るということです。
現在は立春から立夏の間ですので、春の季語になります。

武志さんがお持ちの『歳時記』という、季語がたくさん載っている本を見せていただきました。
調べてみた面白い春の季語をご紹介します。
海女・苺の花・受験・バレンタインデー・猫の恋・建国記念日など


〈武志さんオススメの俳句〉
茶の花を 心に灯し 帰郷せり      村越化石(むらこしかせき)
ひかり野へ 君なら蝶に 乗れるだろう  折笠美秋(おりがさ びしゅう)

来月の俳句の会は・・・兼題『菜の花』です。
今後の俳句の会をお楽しみに!