グランドホーム・カペナウムは東京都清瀬市にある、豊かな自然に囲まれた有料老人ホームです。

2015年9月19日土曜日

白南風(しらはえ)短歌会・イン・カペナウム


~白南風短歌会 九月の作品より~


・遠近に育てし花の実をむすび今ぞ清瀬に歌碑の建立   宇藤千枝子

・短歌究むる夫に寄り添う夫婦愛カペナウムに歌碑の建立を知る   宇藤千枝子

・思い出の吉野も今が花ざかり婚七十年の亡夫に語れり   南悦

・朝ドラの流れきたるや能登弁に昭和の家族父母偲ぶ   北伴

・青春を三度不合の目に合えば櫻をいとう自が性かな   丘大人

・今年また御嶽山捜索に岩盤とたたかう隊員の無事を祈れる   大久保京子

・湯治場で老女に受けし親切は都に住む娘への思いと知れり   飯塚彰

・恒例の音大生の演奏に涙を流すことば失き人   N・遊

・陽をうけて風に揺れいる夏木立曳きたる影は机に遊ぶ   長島義剛



2015年9月18日金曜日

音楽療法ハナミズキの会 (9月15日)

 
M様は“ハナミズキの会”にずっと欠かさず参加されていらっしゃいましが、体調を崩されて
今回は不参加でした。
 
M様に少しでも音楽に触れていただきたいとの想いからお部屋に伺いました。
酸素をつけたM様は、私の顔を見るとか細い声で「あ、先生…」と。
 同席されたご家族様、スタッフのみんなで一緒にM様のご主人が大好きだった“ふるさと”を
歌いました。そのあと、ご家族様の思い出話をお聞きしていると、M様がお一人で“ふるさと”を
口ずさんでいらっしゃいました。とても穏やかなお顔でした。

ご家族様からは「今日は一緒に歌えて私にとってとてもいい日です」とのお言葉がありました。
ご体の状態によっては、なかなか音楽療法に参加できない場合もあります。そんな時には、
これからもその方のお部屋にうかがって、個別の音楽療法を実施していきたいと思います。
 
                                                                                                                       音楽療法士:平岡 雅美
 
 
 
 
 
 
 
 
 



2015年9月4日金曜日

夏のマリアガーデン

7月の終わりから、8月の始めの連日の好天で、夏の植物たちは、ぐんぐん大きくなりました。
マリアガーデンのトマトやきゅうりも収穫が追いつかないほどでした。













グリーンカーテンの西洋朝顔は、つるを伸ばし、葉っぱを茂らせています。2階から大きな葉っぱ花が見られるようになりました。



5月に中清戸保育園児の皆さんとまいたひまわりは、ぐんぐん伸び、大きな花を咲かせました。


暑い中、園児たちが、お散歩でマリアガーデンまでひまわりの様子を見に来てくれました。園児たちが来るとホーム犬のルビーが吠えて、教えてくれます。


お客様と園児たちの交流ができ、お客さまはとっても良い笑顔でした。
 

 




もうしばらくすると、涼しくなりマリアガーデンでの活動ができる季節になります。
園芸クラブでは、冬や春に向け、お花の種を蒔く予定です。


2015年9月2日水曜日

価値は現場で作られる



                                        

先日の朝の申し送りで、リーダーから「A様のお話しをゆっくりお聞きするように
心がけているとお渡ししているスタッフ一覧表(顔写真つき)をご覧になりながら、
「あなたは〇〇さんね」とおっしゃり、スタッフの写真のところに都度印をつけて
くださいます(笑み)・・。みなさん今日もA様のことをよろしくお願いします」との
話がありました。

A様はご入居したばかりですからきっと不安があります。
そんな時、スタッフが寄り添いゆっくりお話しをうかがうと嬉しいし安心するのでしょう。

これが“価値は現場で作られる”一例です。

A様の表情はとても穏やかになり、そのお顔にスタッフはやりがいを感じているようです。

このような価値の積み重ねがとても大切です。