グランドホーム・カペナウムは東京都清瀬市にある、豊かな自然に囲まれた有料老人ホームです。

2016年8月4日木曜日

カペナウムの日々


ご入居者様の詠まれたお歌を紹介させていただきます。
白南風2016年8月号に掲載されています。

カペナウムの日々   宇藤 千枝子

  ・半年の曾孫に触れたり触れられたり夢か現(うつつ)か息子(こ)のサプライズ

  ・柔肌はバネある如くはね返すむっちりとした曾孫の全身

  ・歯ぐきにて指をかまれぬその力頼もしくあり男らしくも

  ・花よりもお金よりもと師の言葉歌友(とも)への弔歌思いをこむる

  ・見えねども電波とび交う大空か「群雀(むらすずめ)」など死語となりゆく

  ・食欲をそそる様にとスタッフは「畑のですよ」と言葉を添える

  ・歯ざわりはサクサクとせし菜園の西瓜や胡瓜・トマトなど食む

  ・もの忘れ多くなりゆく此の日々を親身の言葉かけくるスタッフ