グランドホーム・カペナウムは東京都清瀬市にある、豊かな自然に囲まれた有料老人ホームです。

2015年8月26日水曜日

カペナウム 夏祭

8月19日に恒例の夏祭が行われました。



お客様もスタッフもお揃いの法被を着て、盆踊りから始まります。
1番最初に踊った鳴子踊りは1ヶ月前から週2回の介護予防体操のときに練習してきた踊りです。
続いて、炭坑節、東京音頭も踊ります。カペナウムのアクティビティ“絵手紙”の講師の佐々木
先生がお手本となり盛り上げてくださいました!

踊りの後は、LDにてお夕食です。
今年は、お寿司を召し上がっていただきました。

お食事が終わり花火の準備ができるまでの間は、綿あめづくりにチャレンジです。
皆様、上手でした。^^
   
           

お客様が綿あめづくりをしている間、テラスでは花火の準備に大わらわ。
暗くなるまで待って(映画のタイトルのようですね)、皆様お待ちかねの花火大会のはじまりです。





まずは手持ち花火から。


噴出し花火は30発以上、種類も様々。きれいですね。



最後の〆は、毎年恒例のナイアガラです。

皆様、お楽しみいただけましたでしょうか?

長時間となりお疲れのお客様もいらっしゃったと思いますが、恒例のカペナウム夏祭り。
今年も怒涛のように行われました・・・。

笑顔いっぱいの一日でした。












親墨会(書道:8月)

台風が2つも近づいてきている曇空の一日でした。
暑さはやわらぎ、秋風の涼しさも感じます。

先日ご入居されたばかりのM様が初めてご参加くださいました。
とてもお上手でした。

この日は「朝顔」と「白砂青松(はくさせいしょう)」を書いていただきました。
「白砂青松」は白い砂に青い松といあった海岸の美しい景色を思い浮かべながら。

              
 
俳句は松尾芭蕉の有名な句の一つ
「夏草や 兵どもの 夢の跡」
かつて功名の夢をいだいた者たちの奮戦のあった場も、今は夏草が茂っている情景を
うたっています。来る年ごとに生い茂っては枯れることを繰り返す夏草は、それ自体が
人のはかなさを象徴しているようでもあります。

              
    
「朝顔」は紫に塗っていただきました。
K様の作品は力強く勢いがあり、S様はお手本のようにきれい。
T様はご本人様そのままに、とても優しい書体。

               
    
会が終わってからはO様とK様とおしゃべりをして楽しみました。
O様から、ラクダや象に乗ったお話、丸太のようなニシキヘビのこと、-50℃のシベリアの
お話を伺いました。楽しいひと時をありがとうございました。

次回は9/28(月)です。

                                                 松田春燕
























8月のお誕生会

   
 
カペナウムでは毎月1回お誕生会で昼食にお祝い膳をご用意しています。
8月は3名の方がお誕生日を迎えられました。

Y様はご入居されて9回目のお誕生会を迎えられました。
ご入居時は常食を召し上がっていたY様ですが、現在は咀嚼、嚥下力が低下したため
ミキサー食を召し上がっています。

カペナウムでは、ミキサーは固形物が少しでも召し上がれる方には、ミキサー食の上に細かく
刻んだ食材をのせたり、少しだけ形を残したり、また、見た目をきれいに盛り付けるように
工夫しています。

お誕生会が終わって数日たったころ、U様がキッチンスタッフにお手紙をくださいました。
「感謝です。」と書かれその横にはU様の短歌が添えられていました。

  “細りゆく 食欲なれど彩りや 滋味にさそわれ 日々を過ごせり”

U様からのお手紙にキッチンスタッフもパワーをいただきました。















2015年8月19日水曜日

白南風(しらはえ)短歌会・イン・カペナウム

~白南風短歌会 八月の作品より~


・ホームにて三めぐりの夏来たれるか湯舟に浮かぶ菖蒲の一束  宇藤千枝子

・校庭のスポーツ少年引きあげて夕暮やまぼうししらじらと咲く  南悦

・草津路に花のじゅうたん堪能し温泉に入り肌を潤す  北伴

・大戦に夫亡くせし吾が姉の歯科医のいのちただ見事かな  丘大人

・短歌会初まねかれてときめきの望みをかけるひまわりの花  大久保京子

・卯月末米寿祝いの母の言葉東京五輪まで頑張ると  飯塚彰

・外灯の光をあつめあざやかに白際立てる狭庭の薔薇は  N・遊

・花を待つ十年は長しようやくに咲きたる藤よ散るを急ぐな  長島義剛











2015年8月17日月曜日

詩を紹介します。





『手紙~親愛なる子供たちへ』

原作詞:不詳(ポルトガル)

年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても どうかそのままの私のことを理解して欲しい
私が服の上に食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい
あなたと話す時 同じ話を何度も何度も繰り返しても その結末をどうかさえぎらずにうなずいて欲しい
あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末は いつも同じでも私の心を平和にしてくれた
悲しい事ではないんだ 消え去ってゆくように見える私の心へと励ましのまなざしを向けて欲しい
楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり お風呂に入るのをいやがるときには思い出して欲しい
あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけていやがるあなたとお風呂に入った 懐かしい日のことを 悲しい事ではないんだ
旅立ちの前の準備をしている私に祝福の祈りを捧げて欲しい
いずれ歯も弱り 飲み込む事さえ出来なくなるかも知れない 足も衰えて立ち上がる事すら出来なくなったなら あなたが か弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように よろめく私に どうかあなたの手を握らせて欲しい
私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないで欲しい 
あなたを抱きしめる力がないのを知るのはつらい事だけど 私を理解して支えてくれる心だけを持っていて欲しい
きっとそれだけでそれだけで 私には勇気がわいてくるのです
あなたの人生の始まりに私がしっかり付き添ったように 私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい
あなたが生まれてくれたことで私が受けた多くの喜びと あなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい
                                                                                                                                       私の子供たちへ
                                                                                                                                       愛する子供たちへ


この詩をパソコンに打ち込みながら 思わず涙が溢れてきました。


                                                                                                                                 

ケアレポート 平成27年8月号から





















守り業務の一番の目的は、お客様の安全の確保です。
誤嚥や異食そして転倒などの危険から、お客様をお守りするのが私たちの役割です。
良い見守りとは、一緒に歌を歌ったり折り紙やゲームを楽しんだり、普通の会話の中から
場を盛り上げたり・・・、「生活感を感じさせる見守り」だと思います。
一方、悪い見守りは、お客様の前に黙って座り、お客様が何か行動を起こされようとすると
『座って下さい』、もちろん会話はありません。これでは「監視」です。
私たちは、ケアサービススタッフとして、これからも良い見守り業務を行っていけるよう
頑張っていきましょう。どうぞよろしくお願いします。


 <担当:シニアチーフ S.Y>

アートセラピー クリニカルアート「海のガラス絵」

 





ガラスに描いた海に写真や絵をコラージュする作品「海のガラス絵」を制作しました。
皆様の素敵な海の表現をご覧ください。





初参加のT様はニコニコとしながら興味を持って制作をされていました。

N様は波の印象を画面いっぱいに描かれました。アートセラピーには毎回参加されているので
ご自身のもつ海のイメージをぐんぐん広げ、筆を進めていらっしゃいました。

M様はダイナミックな波。最後のコラージュも時間をかけて、納得するものを選んでいらっしゃい
ました。




K様はご用意しておいた海の写真や資料をご覧になって、イメージを膨らませて制作していらっ
しゃいました。最後のコラージュには富士山を入れ、満足そうなご様子でした。

どれもみな魅力的な作品に仕上がりました。
ご参加をありがとうございました。

                                                 講師:芥田・田中








2015年8月14日金曜日

音楽療法ハナミズキの会 (8月4日)

暑い日差しが照りつける8月4日午後、ハナミズキの会が行われました。

いつも、誰かと話されるわけでもなく、もの静かなU様に、リクエストをお聞きしたら
「今日はこれをリクエストしようと思ってきました。」と、“長崎の鐘”をリクエストされました。
戦後70年という時を経て、どの様な想いでリクエストされたのでしょうか?
この歌はU様や皆様の心にどの様に響いたのでしょうか?
私が歌っている間の皆様の表情がとても印象的でした。

                                       音楽療法士:平岡 雅美