”10年一昔”と言いますが、第1回から参加されていらっしゃるK様は、今も自力で絵手紙を描かれています。K様の居室にあるファイルには、120枚以上の絵手紙が保存されています。
第1回からK様とご一緒に絵手紙を楽しまれたY様とH様は、この春、共に亡くなられました。
Y様はブラックジョークがお得意で、先生との丁々発止のやり取りは見ていてもとても楽しかったです。
H様はこだわりがあり絵に納得されないと”もう1枚”と頑張って描かれていました。
6月の絵手紙は6日でしたが、この日はH様の96歳のお誕生日でした。
また、この春亡くなられたN様は途中からの参加でしたが、居室の壁にはご家族が飾られた絵手紙が一杯で楽しいお部屋でした。
一方、4月より新たに入居されたH様とT様が絵手紙に参加されるようになりました。
お二人共にテッセン(鉄線)の花を描かれましたが、全く違った色合いに仕上がりこれも絵手紙の面白さ、楽しさではないでしょうか。
T様は絵を描かれるのは女学校以来とのことでしたが、とても素敵な出来具合でした。
男性のK様とO様も継続して参加してくださり、毎月楽しい絵手紙になっています。
K様の絵手紙が、遠方にお住いの娘様に届いた時に、娘様は、このお父様からの絵手紙に感動され涙を流されたと後でお聞きしました。
「絵手紙って、あたたかくて本当に良いなあ。」これからも楽しい絵手紙の会でありますようサポートしてまいります。 また、先生の長年にわたる温かいご指導に心から感謝したいと思います。
飯塚彰