中村寿美子先生には、私がホームを開設したときに初めてお会いしました。当時、先生の介護情報館は東銀座にあり、高齢者の住まい選びの良き助言者として、中立公正な立場のもと幅広い活動を展開されていらっしゃいました。
介護情報館はほどなく田町に移転され、そこで面接を受けましたが、良い方とのご縁をいただいた喜びと大きな安心感を得たことを覚えています。オープン間もないグランドホーム・カペナウムにも見学に来てくださり温かい励ましのお言葉をいただきました。
あれから12年が経ちました。
その間の先生のご活躍は、私があらためてご説明するまでもありません。多くの高齢者の方々の様々な悩みに真摯に向き合い、卓越したプレゼン能力とぶれない姿勢で社会に大きな貢献をされていらっしゃいます。
実は、今年の2月に、中村先生のご紹介でとのことで、慶応義塾大学SFCの土井原先生から調査協力の依頼を受け、「高齢者グループリビングの社会的普及に向けた実践的調査研究」に協力させていただきました。
中村先生が私どもを覚えてくださっていただけでなく、調査研究対象としてご推薦いただいたことに驚き、今日まで続いているご縁に感謝致しました。
6月に連絡をさせていただいたところ快くお受けいただき、先日(6/27)、10年振りに先生にお会いすることができました。
ご多忙の中、お時間をいただき貴重なお話しを伺いましたが、とても懐かしく心和むひと時でした。
中村先生は、この6月で介護情報館を離れるとのことです。しかし、引き続き“高齢者のために働く”とのこと。安堵致しました。
お体を大切に、これからも高齢者のためにそして社会のために、是非お力を発揮し続けていただきたいと心から願っております。
長島義剛