『カペナウム俳句会 憩』に決まりました。
これからもよろしくお願いします。
4月の句会と5月の句会をあわせてご報告します。
4月の兼題は『さくら』でした。
学生の 声が近づく 花散る庭に
咲く花も 落花もよろし 青葉城跡
「春高楼の花の宴」 共に歌えり そぞろの歩み （妙女さん）
満開の 櫻を見つつ ござを敷く （正子さん）
校庭の 桜がほほえむ 新学期
散歩道 小川の土手に 散る桜
満開の 桜並木を 通り抜け （きみ江さん）
泰平の 靖国神社 花の雨
連れ立ちて 行けば朝風 朝桜
花散りて 跡に無常の 風ばかり （武志さん）
5月の兼題は『葉桜』でした。
咲き終えて 安堵のごとし 老樹葉ざくら
葉櫻や 大和の国の ここは武蔵野
葉櫻や われに厳しき 夏くる兆し （妙女さん）
はざくらの みどりいきいき 風にのる
はざくらの 新芽あざやか 五月晴れ
はざくらに 白い新芽の 花が咲く （きみ江さん）
葉桜と なりて人心 治まりぬ
花みかん 湖畔の風に こぼれけり
滾るごと 富士山麓の 夏木立 （武志さん）
桜は我々日本人にとって特別な花の一つと言えるのではないでしょうか。皆様の句も桜とともに深く刻まれた思い出を感じるものが多くみられました。
みなさんお互いのお話に共感し、笑顔でうなずき合っていらっしゃいました。
次回の兼題は『花菖蒲』です。
どうぞお楽しみに！
